ページの最初にある画像は、『わいるど☆ぴっち』1巻から。
このシーンは、野球部で合宿をしているところです。
まず。
「どらごんだま」と言いながら、イツカが持っている物体。これは、野球のボールに★マークがついているものです。「★1コ」書かれたものから、「★7コ」まであります。
ここで。これは「ドラゴンボール」のパロディーだ
ということに気がついてもらえなければ。それは、「パロディー」として失敗です。
でも。「ドラゴンボール」という、とても有名なパロディーなので。失敗ということはないはずです。
でもって。「★1個〜★7個がついている」という見せかけ。つまり、外見としては「ドラゴンボール」に似ています。つまり、借りてきてマネしています。
ですが。その意味というか中身のほうを見てみると、これは全くちがいます。この7つのボールを拾い集めても、シェンロンは登場しません。
というわけで。「パロディー」の説明は終わり、のような気がするのですが。
以下には。念のため、このシーンにたどり着くまでにあった、ストーリーをカンタンにかいておきます。
主人公は、桜庭健司。高校生。
新しく転校してきた、健司。彼は、転校してきた高校の「野球部」に入ることになった。
ここに問題がある。野球部のくせに、部員が「3人」しかいない
ので、試合ができない。だけれども、その点は置いておくとして。問題となるのは、
野球は「11人」でプレーするものだと思っている
というから。かなり怪しい。そもそも「野球部」という名前はついているけれども、実体は「お茶会クラブ」なのだから。
…と、ここまで書いてくると。ウチにはグローブが
2個しかない
ということを言った理由が、見えてきます。
つまり、
野球をプレーするだけの部員がいない。
だから、グローブが2個しかなくても、
部の活動には、影響がない
というわけです。